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八月納涼大歌舞伎(2008年)第一部 [コンサート・舞台]


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書くのが遅くなりましたが、先週鑑賞してきました。
今回は第一部。

今回一番楽しみだったのは、三人連獅子。
橋之助さんとそのご長男の国生ちゃんの共演が見れる~!ということで。
母役には扇雀さん。

演目順に簡単に感想を記してゆくと、(鑑賞1週間後に書いているので
鮮明には思い出せない。アカンやん・・・)

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最初の「女暫」。華やかでした。
有名な「暫」を女性(巴御前)で演じる演目です。
福助さんが巴御前を演じます。
まず、思いのほか余裕のない到着であらすじをじっくり読めなかったせいか
(朝五輪の女子マラソンを見ていた^^)途中まで轟坊震斎演じる勘太郎くんが、
お父さん(勘三郎さん)に見えてしかたがありませんでした。
鑑賞しながら
「ん?お父さんじゃないの?でも声もそっくり。なんだか貫禄も出て・・・」
と心の中で何度も確認。
最後福助さんが一女形に戻り、ここで舞台番として登場の勘三郎さん登場で
とても面白いやりとり。勘三郎さんはオリンピック最新情報を毎日ここで
届けておられるんでしょうね。(終わってからはどうするんだろう?)
(お客様は)
「ただのお客様じゃあございません。家にいりゃ北京があるのに」
みんな大笑い。
この日はマラソン女子の金メダリストがルーマニア人だなんて
いう情報を教えてくださいました。

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「三人連獅子」。
「楳茂都(うめもと)流連獅子」という上方舞の振り付けなんだそうです。
衣装も従来のものとは違い、化粧も隈取はなし。

淡い繊細な色合いがきれいなお着物で、優雅なひとときでした。
国生ちゃん、最近まるまるしてるのは時々お見かけして知っていましたが
大きくなったね~と感動。
父の厳格、母の優しさを表す舞踊が素敵でした。
さすがに毛振りの瞬間は実の親子であることも重なり、とっっっても感動。
ただ残念なのは、この日は3人の毛振りのタイミングが合った瞬間は
わずかだったことかな~。

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最後の「らくだ」。
ひとこと、おんもしろかった!
綺麗どころが一人も出ていない舞台には若干眠気を感じる私ですが
死人演じる(しかも緑色になっちゃった)亀蔵さんナイスすぎます。
ヨーロッパからの観光の方(推測)も、涙流して大笑いしていました。
アドリブも相当あったんだろうなぁ。勘三郎さんも、涙流して笑っていました。
勘三郎さんと三津五郎さんが舞台に立つと、それだけで重みがあり
安心して楽しむことができます。
最後の勘三郎さんのお酒で人が変わる様もとっても愉快でした。

歌舞伎座でやっとキティの一筆書きが売られていました!!
(行ったのは2月以来ですが)
ので購入。
今まで根付けはあったんだけど、ちゃんとボールペン(またはシャーペン)
もできていました。
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(筋書きとともに)

今回は雪娘を購入。
(その中は他に助六(ダニエル)と鏡獅子弥生の計3パターン。)
一筆書きはよく使うので、全部揃えていこうかな・・・♪
これ、海外のキティ好きな方にはいいお土産ですね。
リンクしてます

演目とみどころ(公式サイトから)

一、女暫(おんなしばらく)
 源平の合戦で功を立てた蒲冠者範頼(彌十郎)は、轟坊震斎(勘太郎)、
女鯰若菜(七之助)や猪俣平六(亀蔵)と共に、北野天満宮へ詣でます。
ここに居合わせた清水冠者義高(高麗蔵)たちは、権勢を誇る範頼をたしなめますが、
怒る範頼は成田五郎(市蔵)に命じて、義高たちの命を奪おうとします。
 その時「しばらく」と呼び止めたのは、大力無双の巴御前(福助)。
巴御前は義高の危機を救うと、範頼に意見をし、紛失していた倶利伽羅丸の名刀を、
自らの計略と手塚太郎光盛(三津五郎)の働きで取り戻し、義高に渡します。
一方、範頼の仕丁たちが、巴御前を取り囲みますが、巴御前は大太刀でその首を刎ねます。
こうして巴御前はその場を後にし、舞台番(勘三郎)に六方を習って、
恥ずかしそうに引き上げていくのでした。
 お馴染みの『暫』を女性で演じる『女暫』を、華やかな顔ぶれでご覧頂きます。


二、三人連獅子(さんにんれんじし)
 文殊菩薩の霊獣である親獅子(橋之助)は、子獅子(国生)を
千尋の谷に突き落とし、我が子の力を試します。
一方、母獅子(扇雀)は、子獅子を心配し、谷底の様子を覗きます。
やがて子獅子は谷を駆け上るので、親獅子と母獅子は試練に応えた子獅子を褒め、
三人で獅子の狂いを見せて舞い踊ります。
 上方舞の楳茂都流の振付による『連獅子』を歌舞伎座で初めて上演します。

三、眠駱駝物語 らくだ
 遊び人の手斧目の半次(三津五郎)が、らくだと仇名される悪友の馬太郎(亀蔵)
のもとへやって来ますが、らくだは河豚の毒にあたって頓死しています。
そこで半次は、通りかかった紙屑買久六(勘三郎)に馬太郎の死体を担がせて、
家主の佐兵衛(市蔵)とその女房のおいく(彌十郎)を脅して、弔いの金を用立てます。
そして半次と久六は酒盛りを始めますが…。落語種の笑い溢れる作品をお楽しみ下さい。

27日(水)まで。


タグ:歌舞伎
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