マッキーの音楽は、宝物。

令和2年2月13日。
仕事上がりエレベーターを待ちながらスマホを取り出し画面を見て、
友達からの知らせで今回の件を知った。

心臓をえぐられる思いだった。
その夜はろくに眠れなかった。
あれからだいぶ気持ちを整理したつもり。
初めはマッキー嘘ついた。。と落胆したし、裏切られたとも思った。

前にも書いたかもしれないけど、私はマッキーのデビュー当時、どんなときも。が流行る前から、
彼の音楽が好き。人柄も好き。

前のことがあってからは、少し距離を置いて見守っていた。
もちろん応援をしていたし、世界に一つだけの花の大ヒット、ダウンタウンとのチキンライス、
いくつかの番組やドラマのテーマソングや、CMやラジオから流れる曲、話題になった曲を調べては、
やっぱりいいなぁ、凄いなぁ。マッキー頑張ってるなぁー。とどこかホッとしながら、
2000年以降の作品はチェックはしつつもなかなか手元に増やさず、持っていた昔の楽曲ばかり
時々聴いていた。

だけど、また「今のマッキー」にはまったのは昨年の1月のこと。

翌月リリースされたアルバムの一曲目「朝が来るよ」に、目覚ましで毎朝つけているFMで
爽やかに起こされた。
そこには昔からのマッキーの優しいメロディーがあって、美しい情景描写と、
年齢を重ねた前向きな思いも描かれていて、
進化しつつも昔のマッキーの良さが存在するその曲に、やっぱり私マッキー大好きだぁー。と、
マッキー熱が再燃。
それからというもの、SNSやメディア出演のチェックも余念無く、
2000年以降初めて新しいアルバムを買い、
ツアーにも、序盤の神戸一日目と、セミファイナル（大阪）に参加。
ツアー中は今日はどこそこで、今頃あの曲を歌っているかな、といつも思いを馳せていた。
ここ数年の楽曲も素晴らしいものをたくさん見つけ、少しずつCDを買い足して、それがとてもよくって、
あー、もっと早くマッキー解禁すればよかったなぁー。と思ったりもしていた。

今年はデビュー30周年。
長く活躍できているシンガーソングライターの周年としては、最も華のある区切りではないか。

それなのに。
去年のツアーで「40周年となると年齢的にもそんなにできないかもしれない。
だから30周年は、いろんな企画盛りだくさんで行くから、楽しみにしてて」
というようなことを話してくれた。
だからこそ、今回の逮捕は本当に信じられなかった。
もうすぐ出る予定だった提供曲セルフカバーアルバムのプロモーション真っ只中で、

アルバムタイトルもジャケットもとてもセンスよかったのになぁ。
3曲かかっていた中ではSakura Melodyがよかったな。
秋からのツアーは侘び寂びとかなく、みんなをお腹いっぱいにするライブにする、って、
本当に本当に楽しみだったのに。

2年前例の方が逮捕されたときは、TVニュースで知った。その時初めて、その人との関係を切っていなかったどころか、個人事務所の代表にしていたことに、

正直かなり驚き、それはあかんやろマッキー！と思ったのだけれど、
そのあとマッキーは逮捕されなかったので、大丈夫かな、と思っていた。。

名前は出さないけれど最近の共同制作者さんや、
サポートメンバーのみなさんはどんな思いでいるのだろう。衣装担当のアパレルメーカーは。

そしていつもファンに話してくれていたもうご高齢であるご両親は。
かわいい愛しいペットたちは。

ミル○ボーイの漫才から言葉を借りると（こんな話でお名前出してごめんなさいミル○ボーイ！）

マッキーの音楽性の五角形はめちゃくちゃデカいんやから！

・作詞能力（彼は詞を先に作る）・作曲能力・編曲能力・歌声・英語の発音がきれい

得意な項目だけで勝負してる？

はい。でもね、特に初めの3つはシンガーソングライターとして最も重要よね。
歌唱力を入れるべきなんだけど、ピッチを外すこともあると感じているので入れなかっただけ。

上手だし、生歌はアレンジでいつも愉しませてくれる。CDを超えてきてくれる。
編曲も天才的だとずっと思ってる。

こんな人なかなかいない。

まだ今の時点では本人の話も聞けていないし、起訴されたわけではないけれど
前回のときの二度としないと言う約束は、どうやら破られていたのは確実なのかな。
せっかくここまで築き上げられたものが台無しに。
奇跡の復活劇だったのに。
こんなにいい音楽を表立ってかけられないなんて。
ラジオから流れてこないなんて。
あんなにいい曲も場合によっては人を不快にもさせてしまうなんて。
私としては、一生マッキーの音楽を好んで聴くことと思う。
ファンは甘いと言われるかもしれないが。

でもどうか薬物を断つことができますように。
時が来たら、細々とでも活動を初めてほしい。私はまたライブにも行くつもり。
前回のように離れて見守るのではなく、今回は近くで待っていたいと思う。

公にはあまりかけられなくなって、時とともに興味のない人には忘れられたり、
存在を知らない人が増えたとしても、
マッキーの曲を何かの拍子に聴いた人が、心揺さぶられたり、癒されたりするだろうし
そうなれば嬉しいかな。
マッキーの音楽は宝物。

今回のこときっかけで、職場のとても身近に二人マッキーの曲が好きな人を見つけた。

一人は最近の曲はあまり知らないけれど、昔の曲は今でも良く聴いていると。
もうお一人は、よく車の中で一人で歌うのがrevengeというではないか！！
UNDERWEARの一曲ではないか~！！
個人的には、名曲揃いの中でひっそりといた一曲で、ベストには入れない曲だったので、
違う意味で興奮した。
着眼点とか、その人その人の思い出や感性でこうしていろんな好みがあって、話すと楽しいなぁと。
お二人とも共通していたのは、マッキーのこと一言も悪く言わなかったこと。
やっぱりマッキーの音楽を心から好む人は、そうなるんだろうなぁと思った。
そのことに、どこか癒された。