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「熱狂の日」の再放送(短縮版) [好きな音楽]

GWに行った「熱狂の日」の生放送だった番組が、昨日BShiで
かなり短縮はされていたものの見ることができました。

実際耳にして感動した小曽根真さんのジュノム、第3楽章のみの放送だったけど
録画しながら聴きました。(画面の隅々まで見た)

録画も何度も観ました。その部分だけ切り取りして。
涙が溢れてきます。

あの日から、元々この曲の入った音源を持っていなかったので、
このCDを借りて聴いていました。

モーツァルト: ピアノ協奏曲第9番 ジュノーム

モーツァルト: ピアノ協奏曲第9番 ジュノーム

  • アーティスト: ブレンデル(アルフレッド), スコットランド室内管弦楽団, マッケラス(サー・チャールズ), モーツァルト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2002/03/21
  • メディア: CD

恥かしながら私このピアニストのブレンデルさん、多分知らなかったのだけど
かなり有名な方なのでしょうね。

そして、小曽根さんの演奏と比べてみると、これがまた面白い。
小曽根さんの演奏後のインタビューを聞きましたが
ご自分で「第3楽章ちょっと速過ぎましたよね・・・」とおっしゃっていました。
このCDでは、確かにもう少しゆったりしている感じ。
でもあの日の演奏は、指揮者の方もオケの皆さんもパワーが漲っていて
本当に力強い、そしてメヌエットの部分ではとても優しい音色でした。

このCDでの演奏が、仮にモーツァルトの作った楽譜に忠実なら
私の聴いた小曽根さんの演奏は、本当に遊びが効いていました。
オケの方たちと合わせているところも、所々上手くひねっている。
独奏部分での大きく広がるアレンジは、
どこへ行ってしまうんだろうというくらいの編曲に
弦楽器の皆さんが弓を持ったり、あぁまだかと休んだり、
にやにやしたり、うっとり聴き入っている姿になんだか嬉しくて。

それにしてもこのジュノムの第3楽章はやっぱり美しい。
大好きな曲になりました。
(第1もかなりいい。もちろん全て通してそれがいいのだけど、2は短調でチト寂しい)

いい曲って何?
私の大好きな作曲家の筒美京平さんのことば
「いい曲というのは、どこか哀愁やせつなさが入っているもの」
(私のブログではよくあることですが、一言一句正確かどうかは不明ですのであしからず。)
キャッチーで明るいだけじゃ、時にはアホみたいで飽きちゃうし、
暗いだけじゃ、悲壮感漂ってて苦しくなるし・・・(笑)。

モーツァルトの曲も、長調なのにせつなさをうまく表現しているものが多く
そこが好きなのかもしれません。
だから「みじかくも美しく燃え」なんて大好きです。

ちなみに筒美さんの曲はたくさん好きですが、特に森高千里の
「八月の恋」は大好きでカラオケでよく歌いました。

小曽根さんの奏でたカデンツァも、素敵にジャズってて、きゅーんと切なくなる感じ。
いいわぁ。
なんだか、うまくいえませんが、乾いた広大な砂漠に、水がどんどん行き渡るような。
なんて陳腐な表現なのかしら・・・(じゃあ書くなよ)
カデンツァからオケとの出会いに還るところも、なんともいえない躍動感。

そういえば、6/30と7/1にNYのホテル、The Kitanoのバーラウンジで
小曽根さんがピアノを弾くらしい。
(帰国前に泊まったホテルどす。現地ではヘンテコなCMやってたが・・・)
「どこでもドア」でとんでいきたいなぁ~。

先日宮崎で行われた、これも「ジュノム」の演奏、
7/2にTVで放送されるそうなのでこれもまた楽しみにしたいと思います。

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