本領が発揮できるという素晴らしさ

荒川静香選手、金メダルおめでとうございます！！

ちなみに・・・
朝の6時20分に起きて観るつもりでした。
やっかまし～い目覚まし時計を合わせて離れたところに置き、這ってそれを止めて
そのままTVをつけようと思っていたのです。
（つければこっちのもの。興奮で目が覚めるという考え。）
しかし、夫がいつもの場所に戻してしまいました。
帰りが遅くて就寝が3時前、
「僕も明日朝早く行かなくちゃいけないからそれくらいに起きるよ。」
と言っていたのに、気が付いたら7時半頃。
アホー！・・・と言っても仕方がないか。
そりゃあ3時から寝たら、よほど工夫しないと6時過ぎには起きられませんよ・・・。

TVをつけたとき、ちょうど中継で荒川選手のインタビュー中でした。
首にかかっているではないか！メダル！！！
しかし肝心の色がなかなか見えない。もっとカメラ遠くしてよー。
字幕も画面の隅に「LIVE」としか出ていない。一体何色なのだろう・・・！ドキドキ・・・。
すると・・・キ、金？？？
ん？銅じゃないよね、銅ってもっと渋いもんね・・・
なんて思っていると、インタビュアーの口から「金」のことばが！
感激しました。涙が出ました。（起きてすぐなのに）

荒川選手の演技はほんとうに、鍛錬の賜物。
自信からくる落ち着きのベールに包まれている、そんな印象。
本当に素晴らしかった。3回転→2回転へとっさに変えられる機転もすごいし
スピンもスパイラルも優雅。
あの大舞台で心身ともに調整し、さらに実力を発揮できることが、何より大きな実力。
コーエンやスルツカヤはひょっとしたらだけど、プレッシャーによる雑念が
入ったのかもしれないし
お二人とも足の調子がよくもなかったとか。

「克己」＜こっき＞ということばがあります。
己に克つ。
中学1年のときの担任が、入学式の日に教室で
「自分に勝つこと。僕の一番好きなことばです。」と言いました。
このとき初めて知ったこのことば。
人生いつでも、一番の強敵は自分。よくなるのも、だめになるのも、自分次第。
努力、苦労を積んで、無心で今、大きな舞台で本領を発揮できる。
なんて素敵。すごすぎる！！
普通に考えたら、転倒して当たり前みたいな世界だし。
4分間も全身を使って動き、飛び、回り・・・。

無心で戦う、そして精神をうまく保つことってすごいこと。
じゃんけんだって、勝つ！と思えば勝てるし、自信がなければ負けちゃう。
跳び箱だって、跳べる！と思えば越えられるし、不安なときは引っかかる。
あらゆる面で、荒川選手は本当に素晴らしいなぁと感動しました。

後の、エキシビジョンも楽しみですね。
プレッシャーから開放された状態の、一流選手たちの持ち味を存分に観てみたい。
もう一度、あのコーエンの「あたしが一番。」なオーラも観てみたい(笑)。
安藤選手も4回転に挑戦したことそのものが何よりカッコよかった。
いろいろと感動させられました。
ところで本当に荒川・村主両選手は絡みがないのね。
話しているところを見たことがない・・・。