あの頃にもどって

これは先日の日曜日の話。
夫の所用で私が留守番することになり
さて何をしようかなと考えていたところ
中学一年からの友人で、偶然同じ会社に入社し同期でもあった
隣県K市に住む親友と、二人で出かけることになった。
これは彼女の旦那様のご配慮によるもの。
この秋2歳になる彼らの愛娘Hちゃんを
僕が見ているからたまにはリフレッシュしておいで、と。
なんていい旦那様なんだろう！！！

彼と彼女の出会いは私も知っている。
まだ若かりし22歳の夏、（この響き！何て若いんだろう！！）
綺麗に言えばお食事会、はっきり言えば合コンで知り合った。
お相手は大手メーカーに勤める殿方3名。
合コンって、待ち合わせ場所に行ったとき変な緊張感がある。
キモかったらどうしよう、とか。
見た瞬間キモかったら、即刻帰宅したくなる。
しかしこの日の会は、会話も楽しく、殿方も誠実で紳士的
きっとみんなが楽しめた会だった。
結果的には彼ら1組がカップルとなり、成就した。

2ヶ月ほど前、帰国後初の対面機会を持つことができた。
私の夫を彼らに紹介するのも初めて。
そして、私たち夫婦のNY滞在中に彼らに生まれた
愛娘Hちゃんとの初のご対面！
感動的だった。
性格も素直、容姿も可愛い、
名前も、近頃の名づけランキングのトップ10以内に位置する
字も響きも可愛らしい名前。
だんだんなついてくれて、自分の両親を差し置いて
私たち夫婦に手繋ぎを乞う。これは、可愛すぎるぞ～☆彡

大きく反れた話を戻して、と。
そうして彼女と二人で六本木ヒルズに繰り出した。
彼女は日々の子育てで、都会に出るのはかなり久々だとのこと。
短大時代や働いていた頃は、休日や仕事の後
食事をしながら色々話したっけ。
よく一緒に服も買いに行ったなぁ。喧嘩もしたし。
そんな甘酸っぱい思い出が走馬灯のようにめぐる。
我が家の冷蔵庫にある大好物のざくろジュースみたく
ぎゅっと凝縮されてこの日になる。

ひとしきり楽しんでそろそろ帰らなきゃという頃に
彼女の旦那様から携帯にメールが届いた。
Hちゃんのお昼寝中のかわいい寝顔の写真と
「楽しんでる？こちらは大丈夫」
風な、温かなメール。
その写真を見たときの彼女の表情は、幸せなママ。
主婦休暇を満喫したあとは
帰るとそこには、大きくて重要な彼女の居場所がある。

来月には我が家に来てもらうことになっている。
かわいいHちゃんとまた遊べるのが楽しみ。
尊敬すべきこの先輩家族を見習い、生きていきたいな。